今夜,君と…。
「いま何してる〜ん?」

「ボーっとしてたよ。」

あの日以来,亮平はご機嫌だ。



「いまから俺んち来るか?」

「…うん!!!」

あからさまに喜んでしまった。

でも会いたかったから。

会ってないと不安やから…。




ドアを開けると亮平のにおいがした。
一週間ぶりにやっとホッとできた瞬間だった。



亮平はそんなことおかまいなしに服を脱がして行く。


オシャレした意味ないやん…。

薄れ行く意識の中で電話の音が聞こえた。
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