今夜,君と…。
「優介!ちょっと一服してくるわ!」
「おお!」
客引き中,何回か休憩に行く。
ずーっと立ちっぱなしもしんどいし,人の通らん時間もあるし。
まあ一服休憩は自由にとっていいと姉さんにもオーナーにも言われてた。
姉さんとは,俺の働いてるクラブの陽子ママのこと。
優介と仕事を捜しに新地に来た時,たまたま出勤前の着物姿の姉さんに出会った。
しゃがみこんで動かへんから
「大丈夫すか?」
って聞いたんや。
ほんだら
「ちょっと助けてえええ!」
って姉さんは鼻緒が取れてしまった草履を顔の横にかかげてクシャッて笑った。
その笑顔があまりに可愛くて,気取ってなくて。
俺たちは姉さんを支えて店に送った。
「あんたらドコの黒服ちゃん?」
店に着くと姉さんがタバコに火をつけながら言った。
「いや…仕事捜しにきたんすよ!」
「ふーん。名前は?」
「優介です!」
「陽太です。」
「…陽太?!あたし陽子ってゆーねん♪」
「…運命っすね(笑)」
「あはは!ちょっと〜オーナー!黒服2人雇っていい〜?」
てな感じでトントン拍子で仕事が決まった。
「おお!」
客引き中,何回か休憩に行く。
ずーっと立ちっぱなしもしんどいし,人の通らん時間もあるし。
まあ一服休憩は自由にとっていいと姉さんにもオーナーにも言われてた。
姉さんとは,俺の働いてるクラブの陽子ママのこと。
優介と仕事を捜しに新地に来た時,たまたま出勤前の着物姿の姉さんに出会った。
しゃがみこんで動かへんから
「大丈夫すか?」
って聞いたんや。
ほんだら
「ちょっと助けてえええ!」
って姉さんは鼻緒が取れてしまった草履を顔の横にかかげてクシャッて笑った。
その笑顔があまりに可愛くて,気取ってなくて。
俺たちは姉さんを支えて店に送った。
「あんたらドコの黒服ちゃん?」
店に着くと姉さんがタバコに火をつけながら言った。
「いや…仕事捜しにきたんすよ!」
「ふーん。名前は?」
「優介です!」
「陽太です。」
「…陽太?!あたし陽子ってゆーねん♪」
「…運命っすね(笑)」
「あはは!ちょっと〜オーナー!黒服2人雇っていい〜?」
てな感じでトントン拍子で仕事が決まった。