今夜,君と…。
悪循環。
いつもどおり,料理を作って,2人で食べて,ごろごろテレビを見ながらいいムードになって…。
なんか大輝は写メとかムービーを撮るのが好きみたいで。
理性なんかブッとんでる状態のあたしは今までも気にしたことはなかった。
隣りでダルそうに煙をはく見慣れた大輝の胸板と首筋から,目をそらすあたし。
「海月,俺さ…話あるんやわ。」
「ん〜なに?」
「…むっちゃ…お金困っててな,会社に借りてるねん。」
「…うん。」
「海月と会わんかった間,いっぱい働いたんやけどな,返せんくて…」
「うん…。」
「海月,俺の職場でちょっとだけ働いてくれへん?」
「ッへ??!」
「善は急げ!とりあえず行ってから働くか決めて♪」
訳がわからないまま服を着てタクシーに乗り込む。
頭の中では,大輝が分厚い封筒を受け取った場面がくるくるまわってた。
大輝の家を出る前に差し出された一杯のコーヒー。
それは,
とても甘くて。
悲しい味がした。
なんか大輝は写メとかムービーを撮るのが好きみたいで。
理性なんかブッとんでる状態のあたしは今までも気にしたことはなかった。
隣りでダルそうに煙をはく見慣れた大輝の胸板と首筋から,目をそらすあたし。
「海月,俺さ…話あるんやわ。」
「ん〜なに?」
「…むっちゃ…お金困っててな,会社に借りてるねん。」
「…うん。」
「海月と会わんかった間,いっぱい働いたんやけどな,返せんくて…」
「うん…。」
「海月,俺の職場でちょっとだけ働いてくれへん?」
「ッへ??!」
「善は急げ!とりあえず行ってから働くか決めて♪」
訳がわからないまま服を着てタクシーに乗り込む。
頭の中では,大輝が分厚い封筒を受け取った場面がくるくるまわってた。
大輝の家を出る前に差し出された一杯のコーヒー。
それは,
とても甘くて。
悲しい味がした。