今夜,君と…。
夕方になると,宅急便の人が店に来た。
うちの店は地方発送もしているので毎日[白犬ヤマトさん]が集荷に来る。
「失礼しゃっす!」
あまり何を言ってるかわからない口調で,ヤマトさんは送り先を機械に打ち込む。
制服の半袖のつなぎに,深くかぶったキャップ。
そこから覗く,えりあしの長い明るい髪。
今まで本店に来ていたヤマトさんはオジサンばかりだったので,こんなに若いにーちゃんもいるんだなーと目を奪われてしまった。
「あーとーございゃっす」
(…多分ありがとうございますやんな???)
「お,おねがいしますっ!」
あたしが言うと,梱包された花を運びながらヤマトさんは少し微笑んで軽く頭を下げた。
キャップの下にチラリと見えた顔は何だか優しそうでドキドキしてしまった。
うちの店は地方発送もしているので毎日[白犬ヤマトさん]が集荷に来る。
「失礼しゃっす!」
あまり何を言ってるかわからない口調で,ヤマトさんは送り先を機械に打ち込む。
制服の半袖のつなぎに,深くかぶったキャップ。
そこから覗く,えりあしの長い明るい髪。
今まで本店に来ていたヤマトさんはオジサンばかりだったので,こんなに若いにーちゃんもいるんだなーと目を奪われてしまった。
「あーとーございゃっす」
(…多分ありがとうございますやんな???)
「お,おねがいしますっ!」
あたしが言うと,梱包された花を運びながらヤマトさんは少し微笑んで軽く頭を下げた。
キャップの下にチラリと見えた顔は何だか優しそうでドキドキしてしまった。