Coffee?
「でも、あたし達もこうやって裏で悪口言ってるから、お互い様だよね。」


「ね。
でも、許されるよ。」



咲子、怖い。



最近お互い、我慢が切れてきた。



愛も、もうちょっとまわりの反応を気にしたほうがいいのに。



まあ、デブって笑う男子を無視するのは正解だろうけど。



「あぁ、早くクラス替えして欲しいな?」


「まだ始まったばっかじゃん。」



そうだけど、と咲子は口を尖らせる。



「ま、由宇希とは離れたくないけど。」


「あたしも。
咲子とは離れたくない。」



人がみたら変な奴って思われそう。



とか何とか思いながら、あたしは咲子と繋いだ手を振り回しながら歩いた。














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