Coffee?
ゲームが終わって、何日かした後、あたしは海斗に初めて電話をかけた。
なんて言おうかな。
海斗、なんて言ってくれるのかな。
今度は自分からデートに誘おうと、何度もセリフを考えてした電話だった。
だけど、聞こえてきたのは
「この電話番号は、現在、使われておりません」
機械質な女の人の声だった。
「…え?」
信じられなかった。
もう一度、かけ直す。
だけど、聞こえてきたのはまたあの音だった。
わけがわからず、あたしは立ち尽くしていた。
それは、3か月後の今も続いている。