Coffee?
どうして今まで来てくれないまでも、連絡くれなかったの?



あたしは唇を噛んだ。



「海斗、調子悪いみたいだから、央のアパートで看病してあげて。」


「お前がしな。」


「やだ。」



それは無理。



心境が複雑過ぎる。



「せっかく会えたのに。」


「こんなの…。」



言葉が続かない。



ハァーと電話の向こうで央がため息をつく。



「わかった、俺今からそっち行くわ。
由宇希、海斗と待ってろ。」



央は先を読んで、あたしに言った。



「由宇希も一緒に。
これ、条件だから。」



そして、電話は向こうから切れた。









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