Coffee?
「どうしたら許してくれる?」



熱で潤んだ目で見つめられ、あたしは目をそらした。



「わからない。」


「罪は重い、か。」



自嘲気味に笑い、海斗は目を閉じた。



「ただいま~。」



央の声が聞こえ、ドアが開いた。



「えっ?!
鍵は?」


「かかってなかったぞ?
…もしかしてかけわすれてた?」


「うん…。」


「危な~…。」



よかった、何もなくて。



あたしはハァ~と崩れた。



「由宇希がとんでもないポカしたな。」


「うん、ゴメン。」



洒落にならないや。



「まあいいや。
はい、ポカリ買ってきた。」


「ありがと。」



あたしはキャップを開けて、海斗の枕元に置いた。



「今、飲む?」


「ううん。」


「おなかは減ってない?」


「うん、大丈夫。」


「またなんかあったら言ってね。」



言って、立ち上がる。





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