Coffee?
「海斗、熱はかれた?」


「うん。」



だんだん海斗が弱ってきた気がする。



手があまり上がらないらしく、海斗は布団の淵からそろりと体温計を出した。



「39度!?」


「マジ?」



央も心配そうに海斗を海斗を覗き込む。



「大丈夫かよ。」



あたしは海斗の顔を手で包む。



「ん…。
冷たくて気持ちいい。」


「相当熱いわ。」



本当に、病院行ったほうがいいんじゃ…。



「早く治るといいね。」


「ん…。」



あたしは海斗の前髪を掻きあげて、手を引いた。



「じゃあ、もうちょっと待っててね。」



もうすぐ、おかゆも出来る。



なにかおなかにいれたら力もでてくるだろう。



央はうぃーと手を挙げて、あたしを見送った。













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