Coffee?
「ありがとう。」



息と息との間に挟まれた言葉に、あたしは首を振った。



「礼は央に言って。
央が泊めてくれたんだから。」


「うん。」



あたしの携帯のアラームがなった。



「あ。」



7時だ。



「央、起きて。」


「ん…。」


「7時だよ。
学校行かなきゃ。」



央は唸ってゴロゴロと転がった。。



「休む。」


「ダメだよ。」


「由宇希はどうすんの?」



あたしは立ち上がりながら答えた。



「休む。」


「おいッ。」


「看病するのは一人で足りるでしょ。
あたしの分も授業聞いて、ノート写させてよ。」



央はガリガリと頭を掻いて、立ち上がった。



「着替える。」



あたしは部屋を出た。








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