Coffee?
ちなみにあたしはバイトを反対された。



「お前は最近帰りが遅いのに…!」云々。



「もう、由宇希が来てくれてたら良かったのに。」


「あたしも乗り気だったけど、ダメだったんだもん。」


「あ~、やっぱ、そうそう仲良い友達は出来ないな~。」



うん。



やっぱり、あたし達は本当の友達がもう出来ちゃったからね。



ガチャリとドアが開く音がした。



「海斗?」


「うん、ただいま。」



央とあたしは息を詰めて海斗を見つめる。



へらっと海斗は笑った。



「やっぱ、退学届出されてた。
荷物とかも家送られたみたいだし。」



あ~。



「海斗、どうする?」


「う~ん。
………由宇希、家に帰れって言うだろ?」


「うん。
けりつけて帰ってきてほしいな。」


「俺も。
ちゃんと話しつけてきたらここ住んでいいよ。」



海斗は嬉しそうに笑う。



「ありがと。
でも、いいよ。」


「え?」


「俺が2部屋あるとこに引っ越して、央を呼んであける。」


「…期待しとく。」



央も嬉しそうに笑った。






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