Coffee?
「結局、逃げ回ってたつけは返ってくるんだね。
2年前も、今も。」


「うん、そうだね。」



あーあ、と海斗は伸びをした。



「俺、風呂入ってくる。」



疲れたし、と言い置き、海斗は風呂場に消えた。



「…なんか、海斗落ち込んでる?」


「かもね。」



海斗、学校はキライじゃなかったと思う。



むしろ、勉強が好きなほうだったんじゃないかな。



今日は早めに帰ろうかと思った。



「じゃあ、そういうことで。
あたし、帰るわ。」


「そうか。
またな。」



さり気ない励ましは央のほうが向いているだろう。



あたし達は意味深な視線を交わして別れた。












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