㎝恋愛*センチメ-トルレンアイ*
「やっぱ、忘れた??」
そう言いながら私に顔を近づけてくる海斗。
海斗と私の顔の距離、残り3㎝。
どっちかがちょっと動けばすぐキス出来る距離。
自分の顔が赤くなっていくのが分かる。
そんなことを思っていると…
チュッ
へっ?!
今何が起きたッ?!
えっと…
顔がめっちゃ近くて、急に海斗の顔が近づいて、チュッって言って…
まさかのまさかで私、海斗にキスされた?!
「ちょっと!!何すんのっ?!」
「さいが赤くなってるのが可愛かったからキスしちゃった♪」
いやいや、そこで"♪"は無いだろ…
しかもよりによってファーストキス…
海斗はアメリカ帰りだからこんなの当たり前なのかもしれないけど!!
けど!!
女の子の憧れのファーストキスを奪うなんて…
前言撤回!!
こいつは女子の敵だ!!
「信じらんないっ…」
「あはは…ごめんごめん」
なんとも心の込もってないごめんが返ってきました(泣)。