連鎖~恐怖の標的~
そんなはずはない!!確かに杏子はいたんだ。甲高い悲鳴も、本棚の下でのかすかな息遣いだって聞いたのに!!

(きっと・・・自分で帰ったんだよね。あんまり重症じゃなかったから。うん、きっとそうだ。)

希美はしばらく床に散らばった本を見ていたが、あたりが随分暗くなっているのに気付き、家路を急いだ。

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