[超短]カタチ
ミヤビ+テツ
泣いてしまえばこっちのもん。
あなたはずっと傍いる。
「じゃあ、帰るな」
「…テツ」
「ん?」
「どこに帰るの?」
「どこって…俺ん家」
「そっか」
「じゃあ」
玄関の所で靴を履いてるテツの背中に抱き着く
「どぉした?」
「帰らないで」
「ご飯だけって約束だけど」
「…約束なんて破るためにあるんだよ」
「はぁ、ミヤビ」
「1人にしないでよ、…っあたしテツがいなかったら淋しくて死んじゃうよっ」
あたしはそう言ってテツを見つめた