『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
話しが終わったのか、亜耶が近づいてきた。
「理恵。朱い髪の女が誰だか分かった」
「だ、誰だったの?」
「3年の浅井 沙也夏-アサイ サヤカ-。愁-シュウ-兄の女。」
「愁先輩の女?」
愁先輩は亜耶の幼なじみで、一つ上の3年。
昔から兄妹の様に育ってきたらしい。
愁先輩は亜耶にすごく優しい。と云うよりも、大事にしているいった感じ。
見た目も中身もヤンキーだけど、仲間は大事にする人。