『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
「…で、何で葉山がここに居る?」
最近、気付くと三人で居る事が多い…気がする。
「今日の放課後、委員会あるから部活遅れるって、伝えといて」
面倒臭い事を言いやがる。
「それをわざわざ言いに来たの?面倒臭い。自分で言いなよ」
これもマネージャーの仕事なのか?
「もう授業始まるし、放課後は言いに行く時間ないんだよ。な、頼むよ」
爽やかを振り撒くなんて、卑怯だ!
「……わかった」
そうとしか言えなくなるじゃんか。
「じゃぁ、頼んだ」
青年は眩しい位の笑顔で、席に戻って行った。