『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
なのに…
「もう終わる?」
今日はいつもと違う。
「葉山、何で居んの?」
カーテン越しの会話。
「んー、吉沢待ってる」
「みんなと一緒に行けばいいのに」
黙々と日誌を書き進める。
―――――シャァ―
「こっち入って来んなよ!」
そう言ったのに…
「着替えてる訳じゃないんだからいいじゃん」
無理矢理こちらに来る。
「来んな」
「硬いこというなよ」
「ウザいんだってば」
「俺って可哀相だよな」
泣き真似をする始末。