『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ


この人の考えが分からない。

出来るなら……



「その頭をかち割って見てみたい…」

「お前の頭、かち割ってやろうか?」

「………しまった!」

「この馬鹿が」


あぁ、私ってなんて馬鹿。

自分の馬鹿さ加減に眩暈さえする。




「で、いつからやんだ?」

「え?えぇ?やるのは決定なの?」

「お前馬鹿なんだから、やらねぇと上に上がれねぇだろうが」

「うっ。それは…そうとも言え…るかもですけど…」

「今日からやるからな」

「きょ…今日から?」

「当たり前だ。後何日もねぇだろうが」

「はい…」


< 238 / 376 >

この作品をシェア

pagetop