『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
けれど、一向に問題が解けない。
それでも…
「お腹減った…」
脳が糖分を欲している。
どうやら頭を使い過ぎたらしい。
『糖分を摂取せよ』と脳から指令が下る。
なのに…
「さっき飯食ったばっかだろうが」
分からない奴がここにいる。
「燃料切れ〜」
「豚になんぞ」
「ならんっ!」
「あぁ…もうすでに手遅れか」
手遅れ?!
マジで?
「どこら辺が?」
私の目を見ていた視線が一度下降し、また戻って来ると
「全部」
表情を変えずに言い切る。
…そうか、全部か…