『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
自分の下駄箱の前まで来ると、床が水浸しになっていた。
「何だこりゃ」
不思議にも思ったが、それ程大した事ではないと軽く考えていた。
だからこそ自分の下駄箱を開けた時は目を疑った。
目の前にある上履きには、今にも溢れそうな位に水が入っている。
「何?…これ」
一瞬、事態が飲み込めなかった。
…どうしたら良いのだろう?
…どうすれば良いのだろう?
これをどうすれば良いのかと頭を悩ませる。
特に良い案も浮かばないが、このままでいる訳にもいかない。