『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
「それじゃまるで、私がいつも煩(うるさ)いみたいじゃないですか!」
「違うか?」
「失礼な!!」
「でも、お前寝てても煩そう」
ちらっとこちらの様子を伺い、肩を揺らして笑っている。
「そんな事ない!……はず」
折角のクリスマスだと云うのに、またからかわれている。
だけど、こんなに楽しいクリスマスはいつ振りだろう。
もしかしたら初めてかもしれない。
親とすら真ともに過ごした事なんて無かったのに…
こうして、先生と笑って過ごせるなんて思ってもいなかった私には、サンタからの最高のプレゼント。