『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ


着替え終えた私は、部屋の時計を見て驚いた。


もう時期、日付を跨(また)ごうとしている。

2時間もお風呂に入っていたなんて。

私は相当浮かれている。


携帯を開き、真新しいアドレスを表示させる。



先生の声が聞きたい。

今日1日ずっと一緒に居た癖に、次から次へと欲が出てくる。


もしも今日、私の想いを伝えていたら…受け入れてくれていたのだろうか。

そうしていたら、今この時も先生と過ごせていたのだろうか。


もしも今日、一緒に居られなくても…

この先もずっと先生と一緒に居たい。


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