『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
女の一人が私の顔を殴った。
口の中は鉄の嫌な味が広がる。
もう一人にはまたお腹を殴られた。
違う女は足。
もうどこを攻められているのかわからない。
時間の感覚さえもわからない。
痛い。
痛い。
痛い。
助けて……先生――…。
苦しい……。
「アイツの所為(せい)だかんな!誰かに言ったら、ぶっ殺す!!」
やっと解放され女達が立ち去ると、私は近くの壁に寄り掛かり泣いた。