『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
清潔感のある白に統一され、僅かに消毒液の臭いが残る一室。
真っ白なカバーが掛けられた長ソファー。
私はそこに降された。
擦り傷はもうかさぶたになっている。
治療なんてする必要はない。
「手当はいらないですよ?もう、かさぶたになってるし…」
「あんな所に居るより、身体辛くねぇだろう」
「だから、ここに連れ込んだんですか?」
「連れ込んだとか言うな。馬鹿が。変態みてぇじゃねぇか」
クスクス笑う私の顔を覗き込む先生。