『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
「ごめんな」
話をじっと聞いてくれていた先生。話が終わるとぽつりと言葉を零し、頭をそっと撫でた。
先生の所為じゃないのに。一人で公園に行った私が悪いのに。
「…俺があの時、送っていけば良かったのにな」
そんなに悲しそうにしないで。
そんなに自分を責めないで。
「先生の所為じゃない!私がいけないの!だから、責任感じないで!」
私は、先生に悲しい顔をさせてしまった。
先生は私の傷に
私は先生の想いに
自分を責めた