君しかいらない
突然、強い風が吹いて

あたしのイヤリングをさらってしまった。

「やだっ…イヤリング落としちゃった。」

「ん?探すよ。」


この暗い浜辺に小さなイヤリングを見つけるのは難しい

二人してはいつくばるようにして探していると

不意に叔父さんの手とあたしの手が重なった。


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