君しかいらない

あてもなく歩いて

隣街に着いたのは明け方だった。


小さな通りに面した小さな公園で

すでに

棒のようになってしまった足を休ませた。



途中、コンビニで買ったおにぎりと水。

たったそれだけでも所持金が減った事に頭を悩ませた。


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