君しかいらない


険しい顔で食事が進まない知也を前に

あたしもなんだか

喉が詰まりそうな気分でいる。


「あのさ…光輝って誰?」

「えっ?」

「しょっちゅう電話鳴ってるじゃん。」

「それは…」

「莉子は俺の彼女だろ?信じてないわけじゃないけど…どういう関係?」


光輝と過ごした奇妙な日々が頭を過ぎっく。



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