君しかいらない
こんなにあたしを想ってくれているのに…

あたしは光輝に恋をできなかったのが

とても申し訳なかった。



「携帯…返しに来たんだ。」

「もう必要ないの?」

「うん…」

軽く頷いたあたしを抱き寄せる。


ふわっと香る香水。


知也と同じような歳で

同じ男なのに…

全然タイプの違う二人。



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