君しかいらない
「嫌いに…ならないで?」

「嫌いになるくらいなら
こんなに怒るわけないだろ…っ」


シャワーを止めた知也の手が

あたしを痛いくらいきつく抱きしめた。



「壊してやりてーくらい好きなんだよ…」


「あたしも…あたしもだよ…」



壊してよ。

壊れるくらいあなたに愛されるなら

あたし…







幸せだよ。






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