君しかいらない
「お父さんがそう言うのは分かってたよ。

でも…あたし、責任を取りたいんだ。」


「責任…?それは相手の男にとらせるべき事だっ」

怒りのままにお父さんが振り上げた手で目一杯

テーブルを叩いた。

叩いたというより殴った…だろう。


あたしも真琴も身体がビクついたのが

離れていても分かる。



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