君しかいらない
「知也の事、愛してるから言ってるんじゃん…。
愛してなんかなかったら、赤ちゃんなんて相談する前に中絶してる。」
「それなら…なんで俺から離れていこうとするんだよ?」
「……じゃん。」
「えっ?」
「もうこれ以上…知也から何も奪いたくないからじゃん。」
「お前は…分かってないよ。」
苦笑いを噛み締めるように
握りしめた拳に力が入ってるのが見えた。
愛してなんかなかったら、赤ちゃんなんて相談する前に中絶してる。」
「それなら…なんで俺から離れていこうとするんだよ?」
「……じゃん。」
「えっ?」
「もうこれ以上…知也から何も奪いたくないからじゃん。」
「お前は…分かってないよ。」
苦笑いを噛み締めるように
握りしめた拳に力が入ってるのが見えた。