君しかいらない
知也を冷たく突き放すつもりが、逆に突き放されて


でも、離れる事を望んでいたのに


最後の知也の言葉が

あたしの後ろ髪を引く。


そう…

納得はできていなかったんだ。


でも、別れ方までは思い通りになんかならないもんなんだって…

教えられた気もした。


知也がきっとあんな言い方をしたのは

あたしが

知也の思い通りになろうとしなかったからだろう…。




< 652 / 1,001 >

この作品をシェア

pagetop