君しかいらない


その真意を直接聞く事はしないけれど


あんな別れ方をしたんだ。


私や真理子に一物を抱えている事には間違いない。




「お母さん、お母さん、
もう少ししたらおじちゃん来るって!」

今、真琴に聞いたのだろう。


弾む足音が真理子の喜びを十分に伝えてくれた。




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