君しかいらない

「言わなくても分かってると思うけどな…

俺はマジで腹たってるんだからな…」


「…黙って家を手放した事?」


怒りをあらわにする知也に部屋の空気が緊張に包まれて

私の体はが硬直したように動かなかった。


「なんで俺になんの相談もなくこんな事になってるんだよ?」



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