君しかいらない

「俺がほかの女にこんな風にキスをしても…お前はなんとも思わないのか?」

「思わない…よ。」



心が悲鳴をあげる。

知也がほかの女と一緒にいる事を想像するだけで

身体中から血が溢れ出しそうなのに


私は

嘘をつく。




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