パステルに恋して

軽く朝ごはんを食べて、家を出ることにした。



「凛ちゃん、駅まで一緒に行こうか」



大輔さんが言ってくれた♪




大輔さんと登校なんて~!と、ドキドキしながら大輔さんのバイクの後ろに乗せてもらった。





「いい?凛ちゃんはかわいいんだから。変な人にからまれないよう、気をつけるんだよ?何かあったら俺に連絡して。…じゃあ、高校生活楽しんでね」



駅に着いた別れ際、ぐっと顔を近づけて大輔さんは優しく言ってくれた。




「ありがと大輔さん!行ってくるね」


あたしは照れ臭くなってわざと明るく振る舞っちゃった。




いくら一緒に住んでるとはいえ、他人の男性からかわいいなんて何度も言われると照れちゃう。



大輔さんに軽く手を振って、改札を抜けた。



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