潤愛!?蓮愛!?
ふっと横を見ると高校時代の後輩の麻衣ちゃんがいた。
久しぶりなので嬉しくて遅刻の事など忘れ声をかけようとしたが様子がおかしい。
何だか強張った顔でモゾモゾしている。



『もしかして...痴漢!?
いや、まさかね。そんな事...』
と思いつつ麻衣ちゃんのお尻の方に目をやると...

『痴漢だぁ!!!!許せない!!』
と痴漢の手を掴もうと手を伸ばした。
がっ
痴漢に気づいかれたのか、痴漢の手がさっと後ろへ逃げた。

『悔しい!』
と思っていると

「あっ、潤先輩ぢゃないですか。おはようございます。お久しぶりですね。
今の、痴漢追い払ってくれたの先輩ですよね。
私、怖くて...」

「麻衣ちゃん、大丈夫!?
痴漢されたら声ださなきゃ、調子に乗ってエスカレートしちゃう時もあるんだよ。でも、怖くてなかなか出来ないよね。」

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