女社長は12歳
「では、改めて幹部を紹介しよう。そうじゃな、木村から順番に自己紹介してくれんか?」
「はい、では、私は経理部長の木村です」
「あ……どうも」
きららは恐縮して深く頭を下げた。
「えー、営業部長の片岡です」
「人事部長の萩原です」
「広報部長の片桐です」
次々と幹部達が挨拶をしていく。
そのたびにきららは深く深く頭を下げた。
「こないだ神野(かみの)はおらんかったのう。話は聞いておると思うが、孫のきららにいろいろと協力してくれんじゃろうか」
良造は、最後に残った神野というオジサンに言った。
すると、神野は、スクッと立ち上がり良造に言った。
「社長、お言葉ですが、いくら社長のお孫さん、亡くなった専務の娘さんとはいえ、安易に会社をまかせることはできません」
神野は、きっぱりと良造に言う。
思わぬ展開にきららは固まった。
――なんか、やな雰囲気……
「はい、では、私は経理部長の木村です」
「あ……どうも」
きららは恐縮して深く頭を下げた。
「えー、営業部長の片岡です」
「人事部長の萩原です」
「広報部長の片桐です」
次々と幹部達が挨拶をしていく。
そのたびにきららは深く深く頭を下げた。
「こないだ神野(かみの)はおらんかったのう。話は聞いておると思うが、孫のきららにいろいろと協力してくれんじゃろうか」
良造は、最後に残った神野というオジサンに言った。
すると、神野は、スクッと立ち上がり良造に言った。
「社長、お言葉ですが、いくら社長のお孫さん、亡くなった専務の娘さんとはいえ、安易に会社をまかせることはできません」
神野は、きっぱりと良造に言う。
思わぬ展開にきららは固まった。
――なんか、やな雰囲気……