女社長は12歳
「いやー、このアイデアは実にいいですよ」

「私たちでは、なかなか考え付かない企画ですなあ」

「さすがにお若い感性をお持ちでらっしゃる」

重役達は口々にきららの企画を絶賛する発言をする。

きららは、なにかきつねにつままれたような気分になっていた。

とにもかくにも、自分の考えた企画が受け入れられたことは間違いないらしい。

そう考えると肩の荷が降り、再び体中の力が抜けていった。
< 74 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop