白衣の悪魔を愛してる
いつの間に寝ちゃってたのか、



お母さんと先生の声によって夢の世界から現実へと呼び戻されてしまったあたしは、



パタンとドアの閉まる音とほぼ同時にパチッと目を開けた。



あれ?



白…い?



ここは…



えっ…とぉ…



布団の…中?



そして、いまいち自分のおかれている状況が理解出来なくて、



手の甲でゴシゴシと目をこすり、



まだ意識のハッキリしない頭を軽く振ったあたしは、



なんであたし布団の中に?



今日は卒業式で…



ガッコに来てて…



先生にお姫様抱っこ………



あれ?



今日の記憶を辿りながら首を傾げた。

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