白衣の悪魔を愛してる
でも…



まぁ…うん。



とりあえず番号だけはゲット出来てるわけだし、



「………頑張り…マス。」



うん。



先生になに言っても無駄だろうし、



とりあえず頑張ってメール送ってみよ。



「ハッ!!はじめっから素直に言うこと聞いてりゃいいんだよ。まぁ、一発で当たるよう、せいぜい頑張んな。」



「うん。頑張る。」



「あぁ。頑張れ、頑張れ。」



「うん。」



あたしは手の中の紙をクシャっと両手で握りしめると、



「いっぱい、いっぱい、メール送るね。」



「……あぁ。」



「無視しちゃ…」



「お望みならしてやるよ。」



「……ヤダ。」



フッと小さく笑みを浮かべる先生を見つめながらぷぅっと頬を膨らませた。

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