キミ専用テレパシー
「神田くん部活はどうですか?」
「えーっと。来週に試合があって…練習中ですね。暑いから大変です。」
「大変ですねぇ。たぶん応援に行くと思うからよろしくです。」
「はい、了解です。」
千香に新しいレシピ教えないとなぁ、なんて考えつつワクワク。
楽しみだなぁ…。
「お弁当作りますか?」
「まぁ、よければ。」
「あの、僕…。おかず卵焼きだけのお弁当がいいです。」
「……すごいお願いですね。じゃあ、栄養バランスとか考えてやってみますね。」
「わーい。」
わざとらしく喜ぶ神田くんを笑いながら見ていると、突然後ろから声が聞こえた。