キミ専用テレパシー
第2章
変人ふたたび
「で?神田くんってそんな変な人なの?」
次の日の昼休み。
私は昨日の事を千香に話した。
結局、昨日は不思議すぎる神田くんに振り回されて、ヘトヘトだった。
「本人は悪気はないみたいなんだけどさ、さらーっと毒吐くんだよねぇ。」
「顔は超かっこいいのにー。」
「そうなの!顔はいいんだけどね、顔は。」
確かに顔はかっこいい。目も大きかったし、まつ毛も長かった。
「けど、性格に問題アリだね。」
「おかしいなぁ。隆弘はいい奴だって言ってたよ?彼のこと。」
「チーズケーキにやたら食い付くし、テンション上がるポイントわかんないし、全然読めないもん。行動が。」