キミ専用テレパシー



神田くんって、すーっごくサービス精神旺盛な人だよなぁ。

私なんて、貰ってばかりで何も出来てない!

肝心な時に、体調崩すし。
本当に役たたずだぁ…、トホホ。


少ししょんぼりしながら部屋に戻って、神田くんにメールをしようと携帯を手に取ると、ちょうど電話が鳴った。



「もしもし?」


「千香だよー、体調どう?」


電話の相手は千香で、今日の試合の内容を大まかに教えてくれた。

「ごめんね。行けなくて。」


「気にしないで〜、ひなの分も応援してきたからね!バッチリ。」


「うん!ありがとう。」


「そうそう!ところでさ…。」



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