キミ専用テレパシー
「まぁ、とりあえず小松の事は置いといて、神田くんを何とかしよう。あれをどうにかしないと、小松が入ってきてややこしくなるわ。」
「…うーん。」
「大丈夫だって!気のない人と2人で出掛けるようなチャラついた男じゃないから。神田くんは。」
千香は自信満々にそう言うと、背中をポン、と叩いてくれた。
「千香~、ありがとう。」
「もっと気の利いたアドバイスしたいけど、神田くんは予測出来ないからアドバイス出来ないねぇ。」
単純な隆弘とは大違いだ!なんて言いながら笑う千香がとっても頼もしく見えてしまったのでした。