キミ専用テレパシー
意外な一面発見?!
それから、なんだかんだ話し続けて、3人一緒にお店を出た。
「神田くんってどこの駅?」
「僕は近くの駅だけど。」
千香は何かを思いついた様子で、とんでもない事を言い出した。
「あのさー、ひなの事駅まで送ってくれないかな?」
「え、ちょっと。」
「あたし隆弘のとこ行かなきゃだから、無理なんだよね。」
いやいや、ちょっと。
神田くんと2人っきりはマズイってば。
「あ。私、1人で帰れるし…。」
「ダメ!女の子なんだから危ないよ。」
千香に若干叱られつつ、回避する方法を考えていると
「送りますよ。僕でよかったら。」
と、
神田くんはあっさり引き受けてしまった。