キミ専用テレパシー
第3章
ホームラン!
あれから、しばらく経った頃…。
私は、ももちゃん達に会いたいなぁ、なんて考えながら過ごしていた。
あれから神田くんとは会っていない。
「ねぇ、ひな!土曜日暇?」
いつものように屋上でお弁当を食べていると、千香が突然聞いてきた。
「土曜日かぁ〜…。」
卵焼きを箸でつつきながら考える。確か、暇だったなぁ…。
「暇だよ。なんで?」
「試合があるの。隆弘がレギュラーでさ。1人じゃ寂しいから一緒に来てよ〜。」
「うん。いいよ。」
「あ、神田くんも出るよ〜。」