キミ専用テレパシー




「神田くん、そろそろ立ち直ってください。返すついでに、会いに行くついでに、ケーキ食べに行きましょう。奢りますから。」




「え!いいんですか!僕いっぱい食べますよ?僕が食べ過ぎたばっかりに、君の財布がすっからかんに…。」



「なりませんから安心してください(笑)どっちがたくさん食べられるか勝負しましょうよ!」




「よし!望むところだ!」





ケーキの話で、異様に盛り上がる変な男女はとっても目立っていたのだった。




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